「呼吸、浅くなっていませんか?」状態を表す呼吸、意識を向けて自分を整える
目次
今回はちょっと真面目に呼吸について話してみようかと思う。
普段当たり前にしている「呼吸」。
今回はここに目を向けてみよう。
「呼吸、浅くなっていませんか?」腹式呼吸と胸式呼吸とエネルギー循環。
人は本来、生まれながらに自然に「腹式呼吸」が出来ているものなのだが、ストレスが溜まると「胸式呼吸」へと変化する。
緊張した時、イライラした時に、呼吸が浅くなっている自分に気が付いた事がないだろうか?
浅い呼吸を続けると、体内のエネルギーの循環が滞り、更にストレスが溜まり、ネガティブな感情に支配されやすくなる。
現代社会はストレスの要因になる事がとても多く、また、スマホやPCの使用でつい猫背になる事も多く、気が付けば胸式呼吸をしている事がとても増えていると感じている。
実は人は、心を整えるためには腹式の深い呼吸が大切である、という事を自然と知っていて、実行している
ところであなたは、落ち着くために深呼吸をした事はないだろうか?
実は人は、心を整えるためには腹式の深い呼吸が大切である、という事を自然と知っていて、実行しているのだ。
この「深い腹式呼吸」を意識する事は、自分をコントロールするためにとても大切な事だ。
さて、「呼吸」という漢字を見てみよう。
呼(吐く)・吸う。
呼吸とは吐く事から始まる事が分かる。
「自分のネガティブなエネルギーを吐き」
「そして満ちたエネルギーを呼び」
「そしてそれらを吸いこみ、体内に取り込む」
という、浄化の作業を自然と行っているという事になる。
これが不完全だったらどうだろうか。
しっかりと息を吐き出さないと、新たなエネルギーを呼び込むスペースを作る事ができない。
つまり、ネガティブなエネルギーを吐き出す事も、満ちたエネルギーを呼ぶことも、体内に取り込む事もできないという事になる。
【呼吸、実践してみよう】
※腹式呼吸がよくわからないという人は、仰向けに寝て練習をすると良い。
1.お腹を意識しながら、8を数えながら、口から息を吐く。お腹の空気が抜けていくイメージをしよう。
2.同じく8を数えながら、今度は鼻から息を吸い込む。お腹に空気が入るように意識しよう。胸が膨らまないように意識する事が大切。お腹だけで呼吸をするのだ。
この時に意識する事は「呼吸」それだけだ。
余計な事を考えない。ただただ数を数えて、吐いて、吸う。
余計な事を考えると、胸で呼吸をしてしまう。
この、深い腹式呼吸は最初はきついかもしれない。
しかし、たった数回でもやってみると、心が落ち着くのを実感できるはずだ。
この呼吸はどんな時でも取り入れる事が出来る。
緊張した時、イライラした時、落ち込んだ時。
気が付いた時にどんどんやってみよう。
呼吸は自分の心のあらわれ
「息」という字は「自分の心」と書く。
呼吸は自分の心のあらわれであるという事だ。
ゆったりと「息」を吐いたり吸ったりする事は、「自分の心」と向き合う事を意味する。
呼吸とともに、自分のネガティブな心を手放し、そして必要なものを取り込む。
息(いき)=生き(いき)、だ。
生きる事に欠かせない呼吸を意識するという事を、是非日課にしてみてはいかがだろうか。
ちなみに寝る時には、リラックスした姿勢(大の字が一番良い)で深い腹式呼吸をすると、不眠の私ですらすぐ眠れるのでオススメだ。
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