【奈良県】グラウンディングの場、檜原神社【神社仏閣探訪】
今回は、グラウンディングの場、檜原神社
ここは、たまたま立ち寄った場所である。
最後の道は車だと少々ヒヤヒヤする人もいるかもしれない。
ほんの少しの距離だが、道幅はかなり狭い。
がしかし、今まで行った場所が場所だけに、まあ、あれぐらいなら何とかなる。
駐車場もちゃんと完備されているので、運転に不安がなければ車での探訪は可能。
不安であれば大神神社から徒歩をお勧めする。
正直、人に教えたくないリストに入る場所である。
しかし、人が来なければ神社も廃れてしまう。というわけで記事に書こうと思う。
御由緒
大神神社摂社檜原神社は、天照大神(当社では天照大神若御魂神と申し上げ三ッ鳥居の中にある神籬に奉齋)を、末社豊鍬入姫宮(向って左の神殿)は崇神天皇の皇女豊鍬入姫命をお祀りいたして居ります。皇祖 天照大神(神璽の八咫鏡)と草薙剣は大神神社の御神体山三輪山の麓に磯城瑞垣宮(しきみずがきのみや)を営まれた第十代崇神天皇の御代まで天照大神の宝鏡奉斎の御神勅の随に宮中(天皇の宮殿)にて「同床共殿」にてお祀りせられて居りました。
崇神天皇の御代のはじめ、国内に疫病多く国民の大半に及び、また流離(さすらい)背叛する者あり国情真に容易ならぬ状勢となり、天皇は大変憂慮せられ、朝夕に神祇に只管(ひたすら)ご祈念されましたが、国情は益々由々しくなる様相に、 天皇はついに、神の 勢 (御神威)を畏れられ、御即位六年はじめて皇女豊鍬入姫命(初代齋王・御杖代)に神璽を託されて、「倭笠縫邑」に「磯城神籬」を立ててお祀りせられました。 その神蹟が三輪山の北麓にある檜原神社の地であります。
豊鍬入姫命は大神の御杖代としてこの地に三十三年間朝夕奉仕せられました。更に大神の御心に叶う相応しい鎮座地を求めて、 丹波の吉佐宮、大和の伊豆加志本宮、紀伊の奈久佐浜宮、吉備の名方浜宮の四箇所を経て、この檜原の地に戻って来られ、 この期間が二十一年間でありました。 そして第十一代垂仁天皇の御代、大神は豊鍬入姫命より御杖代をご継承された倭姫命(垂仁天皇皇女)により伊勢の五十鈴の川上(現在の伊勢神宮内宮)に御遷幸の後も、 この御蹟を尊崇し檜原神社として大神を引続きお祀りいたして参りました。よって此の地を「元伊勢」と今に伝えております。桧原神社は又日原社とも称し、古来社頭の規模など、本社大神神社に同じく、 禁足地とし三ツ鳥居を有していることが室町時代以来の古図に明らかであります。萬葉集には「三輪の檜原」とうたわれ、山の辺の道の歌枕となり、西につづく桧原台地は、 大和国中を一望にする景勝の地であり麓の大字茅原、芝(旧岩田村)には「笠縫」の古称があり、また崇神紀の「神浅茅原(かんあさちはら)」に因む「茅原」の地名があります。
大字箸中は皇女豊鍬入婿命の御墓と伝える「ホケノ山(古鏡出土)」又西方の旧県道には、当社の道しるべ「環緒塚(おだまきづか):伊勢学の大家、神宮禰宜御巫清直(みかんなぎきよなお)の書と伝える」があります。
檜原神社公式サイトより https://www.jinja-net.jp/hibara-jinja/
三ツ鳥居(三輪鳥居)は、明神鳥居に小規模な2つの鳥居を組み合わせたものであり、この鳥居がある場所は全国にもそんなに数があるわけではない。
私はこの三ツ鳥居が好きなので、少しづつであるがそこを訪れ、記録に残す作業をしている。
また、鳥居も大神神社にならったものであり、二本の柱に注連縄が渡してある。この形式の鳥居も私が大好きなものであり、古来の神域の形を感じられる貴重なものだと思っている。
敷地にある、見事な三ツ鳥居。
檜原神社は正面の山にある磐座と、この鳥居の奥にある神籬がご神体の為、拝殿や本殿は存在しない。
それがまた、古来の信仰を肌で感じられてとても心地よい。
御祭神
御祭神 天照大神若御魂神(あまてらすおおかみわかみたまのかみ)
配祀 伊弉諾尊 伊弉冊尊
元伊勢、と呼ばれるこの場。福知山市や宮津市にも元伊勢と呼ばれる場がある。
福知山市の元伊勢は訪れた事があるが、そこもまた静かで良かった。
また、境内から鳥居の方向を見ると二上山がある。この方角へ夕日が沈む様子はとても幻想的だ。
一般的な情報以外の部分で私がここが好きな理由は、「グラウンディングの力」がとても強い事にある。
他にもいくつか同じ理由でそのうちお勧めしたいと思う神社はあるのだが、此処は別格だ、とやはり思う。
此処で自分を整える、エネルギーを充填する、自分という確固たるモノを得る、それを強制的にでも行ってくれるような、
それぐらいにぐいぐいとくるこのグラウンディングのエネルギーは、定期的に触れたくなるものである。
きっと、エネルギーに敏感な方は、分かりすぎるぐらいに分かると思う。
寧ろ、分かりすぎて一時的に体調を崩す方もいるかもしれない。
しかし、私達現代人が忘れがちな「グラウンディング」。
それを思い出させてくれる最高の場であるので、機会があれば立ち寄ってみていただきたい。
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