【岡山県】「安倍晴明屋天体観測敷跡」【神社仏閣探訪】
今回は、神社仏閣ではないが、「安倍晴明屋天体観測敷跡」を探訪
安倍晴明が天体観測をするために構えた屋敷が岡山にある。
安倍晴明は、平安時代中期に活躍した陰陽師で、天文道を学び伝え、天皇をはじめ諸家の陰陽道諸祭や占に従事し、名声がきわめて高かったといわれています。浅口市内には、晴明ゆかりの伝説地が多く残っています。
【阿部山】は、晴明が天文観測のため居を構えたと伝えられており、その名も晴明の「あべ」に由来すると言われています。
【引用】星と海の郷 浅口公式サイト
http://www.asakuchi-kanko.org/
その謳い文句の通り、満天の星空が望める場所だった。
三脚を忘れたので、星の写りが少ない写真しかないのが残念でならない。
道中はなかなかにハードであった。
台風が過ぎ去った直後なのもあって、狭い山道が更に大変な事になっていた。
がしかし、私はそのような道が好きなので、パンクの心配以外はとても気分良くこの場所へ向かう事ができた。
駐車場は完備されており、山道をちょっと頑張れば問題なく散策できる。
しかし、夜は街灯はないので、夜に屋敷跡へ行くなら懐中電灯は必須である。
(いつもそんな場所に行っている私が言うのもなんであるが)
静寂と、心地よい風と星空がたまらなく、しばしこの場に留まっていた。
また、この場のすぐ近くには国立天文台 ハワイ観測所岡山分室がある。
晴天日数が多く、また、大気も安定していることから、国内で一番、東アジアでも一番というレベルで天体観測において最適である、という理由でここに作られたらしい。
そう考えると、安倍晴明があんなに昔に、この場をしっかりと選んでいるのはさすがであると思うのだ。
また、ここから山を下って行くと、金光町占見に「芦屋道満の墓」「安倍晴明の墓」「道満池の坊主岩」と、諸説あるにせよ興味深い場所があるのだが、こちらは入り組んだ住宅街の細道を抜けなければならず、民家の隙間を抜けるので遠慮したもので、最終地点まで車で行くことができなかった。
また、この住宅街は車と運転技術によっては間違いなく水路に落ちるか車に傷をつけることになるだろう。
もし興味があって行かれる方は、どうぞご安全に。