【広島県】大きなイチョウの木。ラッパ状の葉で有名な香淀迦具神社【神社仏閣探訪】
今回は、ラッパ状の葉で有名な香淀迦具神社
どうでも良いのだが、私はカグヅチが好きだ。
今回も、イチョウの木に興味があったわけではなく、カグヅチに会いに行った。
古文書によると917年(延喜17年)、愛宕権現社として勧請され建立されたが、明治2年にご神体が行方不明になり、タタラのご神体(軻遇突智命)に替わったため迦具神社と改名されたとある。
御神体が行方不明でたたらの御神体に変わった、という事はここはもともとはカグヅチの場所ではなかったという事なのだが、
タタラ場があったゆえにカグヅチが祀られたという事で、なんだか少々納得は行っていないが、場所はとても好きだった。
ひっそりとこの神社は存在し、まだイチョウの時期ではなかったのも幸いしたのだろう、
地元の方らしきお一人にしか会う事はなかった。
ちなみにその方はそのまま滝めぐりに行かれたようだ。
グーグルマップ等を見ていると、皆さんラッパ状の葉を探したりとここで楽しんでいるようだ。
神社が楽しんで来てもらえる場所になるのはとても良いことだと思う。
作木村南部の香淀にある迦具神社のイチョウは,樹高約32m,胸高幹囲7.28mで,四方に枝を広げてその樹冠は舞殿と拝殿の両方の建物にまでかぶさっている。
樹冠はほうき状に開いた上半部と,球状にまとまった下半部とに区分される。樹令約500年と推定される。
この樹の下半部の球形の樹冠は,主幹の分岐部付近から発生した不定芽の繁茂したものと認められ,
ここには,ラッパ状,コップ状,フクロ状などと表現される畸形葉(きけいよう)すなわち杯葉(杯状葉)が見られる。
県内有数のイチョウの巨樹であるばかりでなく,杯葉をつける点で全国的にも珍しい例である。
少々、何かをやり残したような気持ちを残して、この場を後にした。
そういう時はまた呼ばれるものだ。時期が来れば、またここに来るだろう。
御祭神:迦具土神
広島県三次市作木町香淀460
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