巫-kannagi- 琉球シャーマン(ユタ)系霊能者/かんなぎのよろず相談処

【島根県浜田市】今度は大麻山神社に帽子を取られたので、2日連続で参拝をしてきた話【神社仏閣探訪】

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【島根県浜田市】今度は大麻山神社に帽子を取られたので、2日連続で参拝をしてきた話【神社仏閣探訪】

 

ある日、忌部の神々を巡っている際に、大麻山神社へ行った。

四国も何箇所か回っていたので、今回は島根方面を巡ると決めての事だった。

相変わらず、気まぐれに行くので、今回もいつも通りに夜に到着する事となったのだが。

 

島根はなんとなく近そうで、なんとなく遠い。

山陰の海沿いの道を夕日を見ながら走るのはとても好きだが、ずっと変わらぬ景色に途方に暮れる時もある。

 

いつも、物部神社に行く際に通り過ぎていた大麻山神社は鳥居から長い長い階段があり、

ずっと、夜に行くにはちょっとその階段がなあと感じていたのだが、

調べているとどうも良さげな場所に車を停められそうだったので今回の弾丸参拝となったのだ。

長い道を走りながら、手ぶらで来てしまった事を思い出し、せめてコンビニでお酒を、と思いつつも、

なぜかコンビニに寄る度に忘れてしまい、ついに目的地に着いてしまった。

 

着いてみると、星空が広がり、また、社殿も電気が付いていてとても有り難かった。

最近、夜に参拝しても、防犯上だとは思うがセンサーで電気が付く所が増えたように感じる。

もしくは電気を消さない所も増えている。

とことん、誰も居ない神社で神聖さと空気の浄さを味わいたい夜組には有り難く、

ただただ、防犯カメラで賽銭泥棒と間違われないよう、分かりやすく怪しい行動をしないようにだけ心がけている。

 

 

まさか社殿の鍵は閉められているだろう、と思ったら開いていた。

社務所は階段の下、防犯カメラが頼りのこの状況で、社殿の中に入れるとは思ってもいなかった。

しかも、御札やお土産まで置いてあり、全てが善意に委ねられている。

 

 

有り難く参拝し、しばし星空を堪能し、そうして手ぶらで来た非礼を詫び、

「一も連れて来たいな、好きだろうなここ」と思いながら、神社を後にした。

 

 

数時間走ったところで帽子がない事に気がつく

 

そうして走る事数時間、全行程の半分ぐらいのところで、ふと頭に手をやり違和感を感じた。

「帽子がない」

ニット帽を目深く被っていたはずなのだが、その帽子がない。

どう考えても、ここまで気が付かなかったのがおかしいぐらいだ。

 

神社までは確実に被っていたはず、なのだが、自信がない。

寄ったコンビニを全部確認するのか、とかそもそもからなのか、とか考えるが、

そうすると色々と時間がなさ過ぎる。

一旦帰ってから、まずは社務所へ電話をしてみて考える事とした。

 

そうして、もう社務所も開いているだろう、という時間帯に電話をしてみた。

事情を話すと、社殿の方まで見てきてくださると言うではないか。

宮司と奥様だろう、どう聞いてもご高齢の御二方。

今すぐ見てきましょう、と言われるのを必死で止めた。

 

社務所はあの長い長い階段の下だ。

こんな事で大変な思いをして欲しくはない。そもそも無いかもしれないし。

なので、連絡先を伝え、「もし上に上がる事があったときのついででお願いします」そう伝え、電話を切った。

 

そうしたら40分もしないうちに電話が鳴った。

きっとあれからすぐに見に行ってくださったのだろう。

申し訳ない気持ちで電話に出ると、「社殿の中に落ちていました」と。

「かしこまりました、本日取りに伺います」と告げると、

どこから来るのか聞かれたので正直に答え、

そうして、社務所が開いている時間に到着出来る自信がないので、

社務所の外にでも置いておいて欲しいと伝えた。

本当なら、間に合う時間に到着し、御朱印等様々頂きたかったのだが。

 

「そんな遠いところを2日連続で来られなくても、送りますから」

「いえ、お酒も持参せずご参拝させていただいた非礼をお詫びしたいので」

この問答が数回続いた後に、

「それでは、社殿の中に本日もお入りになられるでしょうし、中に置いていきます」

とあちらが折れてくれた。

 

「恐れ入ります、お手数ですがよろしくお願い申し上げます。あと変な時間に参拝して申し訳ありません」

と詫び、そうしてそのまま一に連絡をした。大麻山神社へ行かないかね、と。

 

 

そうして2日連続の大麻山神社への弾丸ドライブへ

 

一は初なのでとても楽しそうだが、私は少々げんなりしていた。

島根はなんとなく近そうで、なんとなく遠い。

山陰の海沿いの道を夕日を見ながら走るのはとても好きだが、ずっと変わらぬ景色に途方に暮れる時もある。

 

日本酒も買い揃え、今回こそ抜かり無い。

そうして何よりも、あの時に「一も連れて来たいな、好きだろうなここ」と感じたのは、

本当のところは、「ここは一と一緒に来ないとだめだ」と感じていたのが本当だ。

そこを無視できなかった今回は、一に声を掛けたのだが付いてきて来てくれて良かった。

3日連続は勘弁して欲しい。

 

 

そうしてまた夜になってしまった。

今夜も星がきれいだ。

社殿の中に入ると、お賽銭箱の横に紙袋に丁寧に、私の帽子を入れて置いてくださっていた。

宮司と奥様のお人柄がそれだけで伝わる。

本当に、素敵な方々なのだろう、是非お会いしてご挨拶をしたかった。

 

 

今回は、御札を頂いて来た。

本当は、社務所にて御礼をお伝えし、頂きたかったのだが、それはまた今度。

それにしても美しい幣殿だ。

 

お酒を置かせて頂いて、改めて先日の非礼を詫びた。

なんだか、この界隈の神社はいつも思うのだが、雰囲気が違う。

なんとも言い難いのだが、このセカイと現実とにしっかりとした境界線があるような、

古来の神々がそこに息づいているような、厳かな感覚。

清々しいを通り越して、人間界を忘れられるようなそんな感覚。

 

 

そうして帰りに、その紙袋を忘れて慌てて取りに戻った。

3日連続は勘弁だ。

 

そうして、一が必要だった理由は今は分からない。

これもそのうち分かるだろう。

 

かつて山岳仏教が栄えたころ、西の高野の名で知られました。神社の遠州流庭園も見事です。
◎大麻山神社、寛平元年(八八九)徳島県の大麻彦神社、忌部神社の御祭神(忌部族の祖)を勧請し建立 式内社
◎尊勝寺 天暦三年(949)建立 天正二十年「大麻山諸伽藍宮立坊中絵図(タイマサンショガランミヤダテボウチュウエズ)」(県指定文化財)当時の殷盛(インセイ)を知る事が出来ます。当神社は、神仏混合の時代が続き古来より本地垂迹(ホンチスイジャク)説による両部神道の宮として、寺とともに栄えました。
◎大麻山神社の庭園は、旧尊勝寺書院北庭で大きい築山に三尊石平坦部に護岸石組と巨岩を築いた枯山水の庭園です。
◎大麻山(599m)は日本海よりそそり立ち山頂よりの眺めは遠く島根半島・三瓶山山口から広島県の中国山地の峰々、日本海と絶景です。 

公式サイトが見つからなかったので、しまね観光ナビより引用 https://www.kankou-shimane.com/destination/20624

 

延喜式内・大麻山神社

〒699-3303 島根県浜田市三隅町室谷1097−3

 

この記事を書いた人

巫-kannagi-

【 琉球シャーマン(ユタ)系霊能者 / メンタルアドバイザー】
●お悩みを解決し、あなたの運気を上げます。あなたに光を。
霊能者は「当て屋」として見られていた時代から、あなたと並走する「メンター」としての役割にシフトしていく時代になったと感じています。
琉球シャーマンと修験双方の家系の混血であり、少々特殊な霊能者です。霊的相談、霊視鑑定、除霊、お祓い、オンライン鑑定以外に、メンタルアドバイザーとして、多岐に渡って鑑定を行っております。国内だけではなく、海外からも依頼を請ける霊能者でもあり、メンターでもあり、すでに9000人を超える鑑定実績があります。
ブログでは辛口で誤解されがちですが、鑑定では「見た目と違った」「腑に落ちた」「癒やされた」「楽しかった」とのお声をいただいております。
沢山の鑑定迷子や、パワーストーン迷子の方の助けになればと思い活動しております。「ただ、事象をお伝えするだけではなく、問題の解決に導く事」見えない世界を現実離れしたものとせず、現実的視点を大事にし、実生活に落とし込む事を目標とさせていただいております。
活動理念は【霊能者をもっとラフにカジュアルに】

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